ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編考察
『〜 暇潰し編』まで読了し、『〜解 皆殺し編』の注文を済ませたので、今までにプレイした四編についてぼちぼち考察していくことにしましょう。 後から四編をまとめたトピックを1983年6月19日*1の日付で作成することにします。 また、後から思い付いたりこれ以降の物語で明らかになったことは順次書き足して行こうと思います。
ネタバレ中心でお送りしますので、未プレイの方・ネタバレなんて大嫌いな方は要注意です。
冒頭部
どうか嘆かないで。
世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。
どうか嘆かないで。
あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。
だから教えてください。
あなたはどうしたら、私を許してくれますか?
- 冒頭の詩
- 私=レナ? あなた=圭一?
- 『鬼隠し編』だけを読んだ時点ではこの組み合わせが一番しっくり来るような気がしますね。
- 『世界』という単語はそのまま受け取るべきか、雛見沢と受け取るべきか……。
- 他に可能性はないかな? ……かな?
- 冒頭での撲殺シーン
- 『昭和58年 初夏』とありますから、それ以前の『撲殺』による殺害は関係ないのでしょう。
- 誰が誰を殴っているのか。 『彼女ら』という単語が含まれていることから、後の圭一によるレナ・魅音撲殺であると考えられます。
- 他にヒントになりそうなテキストとして、以下の部分を抜粋しておきます。
俺はもう充分に心を痛めたさ。
…そして何度も、その痛む心を捨てるべきかどうか迷ったんだ。
だけど俺は…頑なに、捨てることを拒んだんじゃないか。
捨てれば…心がもっと楽になれる…。
それを知りながらも、俺は信じることを選んだんじゃないか。
その辛かった苦労は、きっと俺にしかわからないし、俺にしかねぎらえない。
それに、………捨てるんじゃない。
彼女と一緒に、置いていくんだ。
…花を手向けるように。
- 列車の中で延々と謝り続ける女性
- 一緒にいた圭一父はそのことに関して一切言及していないので、列車の中の誰かが誰かに謝っていたわけではない可能性が大。
- となると、圭一にしか聞こえていなかった? 圭一の夢? 圭一は眠っていましたね。
- 圭一の夢(あるいは妄想)だとしたら、圭一に対して謝り続けていたのでしょうか?
- 14日目(だったかな?)に雨の中で謝り続けていたレナとの関連はあるのでしょうか。 今のところは見えないような気がします。
綿流しまで/S58-06-11 〜 S58-06-18
- まとめ中。
- と言うか、今のところ書くことがありません。
- この期間に起こったことは……
- レナの雛見沢〜ゴミ山案内(鷹野登場?)+富竹登場。
- 圭一がバラバラ殺人のことを知る。 それとなくレナと魅音に尋ねるが拒絶される。
- 圭一、『部活』に入部。
- 圭一、ゴミ山にある古雑誌からバラバラ殺人の情報を得る。
- ケンタくん救出。 レナは抜き身の鉈を持って村の中を移動していたことになる?
→雛見沢において、レナに限ってその行動は不自然ではない? - 圭一に超絶罰ゲームの嵐。
- こんなところでしょうか。
綿流し以降/S58-06-19 〜 S58-06-25
- 富竹の死、鷹野の失踪
- 複数人による暴行の痕跡。
→何者かに追い詰められた? どうして? - 誰にも命中しなかった角材。 振り回して追い払おうとした?
- 喉を掻き毟ったという異常な死に方の原因は?
- 喉がどうしようもなく痒くなった?
→何かを飲まされた? 何かって何? - 誰かに強要された? 何か弱みを握られたり?
- 喉がどうしようもなく痒くなった?
- まだまだ情報が足りませんね。
- 鷹野については情報が一切ありません。
- 複数人による暴行の痕跡。
- 大石との接触
- なぜレナが知っていたのか。 圭一のあとを付けた?
- 圭一の疑心暗鬼が形になってくるのがこの辺からですね。
- 翌日夜、レナの訪問
- 伊知郎(圭一父)が証言している以上、圭一の言う通りで間違いないでしょう。
- おはぎに混入されていたもの
- 圭一曰く『針』。 しかし現物は確認されず。
- 異物を混入することができたのは実際に作ったレナ、お魎(魅音の祖母)、そしてお魎と同居している魅音の三名です。
- 後に魅音が何かを混入したことを認めますが、圭一は『血が出るほど』と言ってはいても『針』と言ってはおらず、魅音も何を入れたかは明言していません。
- 何が入っていたのでしょうか?
- 針→魅音の、圭一に対する明確な害意の証明になるでしょう。 考えにくいです。
- 針状のもの→爪楊枝や魚の骨など、硬くて尖ったもの。 しかし結果は針を混入した場合と変わりません。 また、悪戯でこんなものを仕込むとは常軌を逸脱していると言えます。 飲み込み易い分、針より危険度は高いかも。
- 刺激物→山葵・辛子・タバスコの類。 ただし、針が刺さったような刺激を与えることができたとしても出血はあり得ません。
→この場合、圭一は与えられた刺激を正確に認識できなくなっていることになります(認識障害)。
- 魅音は悪戯だと言っています。 仮に魚の骨を混入した場合、下手をすれば病院沙汰の一大事に発展してしまい、悪戯では済まなくなります。 果たして魅音がそんなことをするでしょうか?
- 以上の考察から、おはぎに入っていたのは何らかの刺激物(血→タバスコなど)だと思われます。
→圭一に認識障害のような症状が出始めている?
- 白ワゴンの当て逃げ
- その夕方・背後の気配と下駄箱破壊
- 圭一は背後に女性の気配と息遣いを感じています。
- ちなみにこの日、圭一は帰り道をレナに尾行されています。
- 背後の気配は誰でしょう?
- レナだった。
→尾行は結局途中でバレて、そこからはレナが先行する形になりました(と記憶しています)。 レナには前科(電話の立ち聞き)がありますから怪しいですが、気配を全く見せずに別れた場所から前原邸までぴったり付いてこれるものでしょうか? - レナ以外の女性。
→疑惑の人・魅音とか行方不明の鷹野さんとか名前すら出てこない詩音とか……しかし、誰であっても根拠が薄いですね。
- レナだった。
- そして振り向きざまに金属バットを一閃。 下駄箱を見事に粉砕しましたが、その場には圭一以外誰もいませんでした。 逃げたか、最初から圭一しかいなかったか。
- このあたりの圭一の精神状態を鑑みるに、単なる被害妄想の可能性が高そうです。
- この辺は私の記憶も曖昧です。 ごめんなさい。
- その夜・両親不在、レナの訪問、豚骨ショウガ味ラーメン
- 白ワゴンに当て逃げされた日は、朝早くに圭一ひとりで登校しています。
- 待ち合わせ場所に圭一は来ないので、レナが前原邸に迎えに来るはず。
- その際、藍子(圭一母)から両親不在やラーメンのことを聞いたのかもしれません。
- 『出張で家を空けることになったんだけど、圭一はどうせ自炊なんてしないでラーメンでも食べるんでしょう。 レナちゃん、申し訳ないんだけど様子を見に来てもらえないかしら?』とか何とか。 その時にインスタントラーメンを箱買いしたことも喋っちゃったりしたのかも。
- ↑自然な流れとしてはこんな感じでしょうか。 パターンは色々考えられます。
- セブンスマートでラーメンを箱買いした際に雛見沢村の誰かに目撃されていた?
→村人(→園崎家?)→魅音経由でレナに伝達したとも考えられますね。 - 伝達にしてはレナの話が細か過ぎます。 前原家が『余所者』ということで監視でもされていたのなら納得はできますが……そうだとして、監視によって得られた情報をレナが知り得たでしょうか?
→話題のひとつとして魅音から聞いていた可能性はあり。 - そもそも、両親不在が確定したのはいつの時点だったか?
→両親は、当日昼前には雛見沢を出ています。 洗濯物が取り込まれていなかったことから、当日午前中に決まったのでしょう。 レナが両親不在を知る機会は一応ありますが、かなりシビアなタイミングです。
- 斧を持ったレナとのチェイス
- 刃物を持ち出してまで迫るレナに殺意はあったでしょうか。
- あった。→斧を持ち、怯える相手を無茶苦茶に追い回し、眼前で斧を振り上げて見せる。 ここまでやれば殺意はあったと考えても問題ありません。 圭一の主観通りに読み進めて行けばこうなるかと思います(これがネック)。
- なかった。→レナは斧を振り上げて鼻が触れ合うくらいにまで接近しています。 明らかに斧の間合いではありません。 また、圭一を殺害しようとしているならチャンスはいくらでもあります。 とにかく圭一と話をしたかっただけ?
- さて、嘘だッ!!!の連発で圭一を追い詰めていくレナ。 圭一の殺害が目的ではないなら、斧を持って追い掛けたその真意は?
- 『圭一君がバットを持っているから云々』と言っていましたね。
→いくら圭一が金属バットを持っているからって、斧で対抗するのは無謀と言えます。 以下理由。- 斧は防御には向かない系統の武器。
- 振り回すのにかなりの力が必要……取り回しがよろしくない。
- 攻撃テンポがバットより遅い。 男性(圭一)と女性(レナ)の腕力差も。
- (あの混乱しきった圭一にアドバンテージを生かせるとも思えませんが)
- 刃物を持って威圧したかった(もしくは互いに武器を持つことで心理的に対等にしようとした)?
- 圭一以外の何者かと戦うため(もしくは圭一を守るため)?
- 圭一が何者かに狙われていること、さらにレナがそれを知っていることという前提が必要。 白ワゴン当て逃げが最有力?
→圭一の防衛・保護が目的なら、上に同じく第三者を介入させようとは考えなかったのか? それとも誰も巻き込むまいと考えた?
- 圭一が何者かに狙われていること、さらにレナがそれを知っていることという前提が必要。 白ワゴン当て逃げが最有力?
- 『圭一君がバットを持っているから云々』と言っていましたね。
- そもそも、ここまでの考察で既に圭一の主観には疑問が生じています。 どこまでが本当でどこまでが妄想・幻覚だったか。
- あれ? そう言えば、圭一が付けたレナの指の傷は……?
- 私の考え過ぎかもしれませんが、祟殺し編では、最後の『祟り』が発生する直前に『鉈を持った圭一』が『逃走する沙都子』を(やむなく)追跡するシーンがあります。 対比?
- 刃物を持ち出してまで迫るレナに殺意はあったでしょうか。
- ダム工事現場の二人組
- 圭一が斧レナから逃れた先で現れた二人組。 何者でしょう。
- 警察関係者(私服警官)
→圭一は何だかんだで大石を頼っているし、警察手帳を見せれば済む話なので、圭一を絞め落とす必要はありません。 暴れられたから取り敢えず大人しくさせた? それにしても手帳の矛盾は残ります。 - 医療関係者(診療所スタッフ)
→圭一の様子がおかしいと連絡を受けた入江診療所のスタッフが圭一を探していて偶然出会った?(→誰が連絡したか?) 絞めた理由は警官と同様。 - 村人(善意)
→不法投棄の見回り中などに金属バットを持った圭一を発見し、不審に思って接近した?
→なぜ先に声を掛けなかったのか? 『前原さんとこの坊主じゃないか』とでも言えば村人だとわかるのだし。 絞め(以下略 - 村人(悪意)
→おはぎに異物の件からの継続? もしや園崎家の手の者?
- 警察関係者(私服警官)
- 圭一が斧レナから逃れた先で現れた二人組。 何者でしょう。
- レナの介抱と魅音の訪問
- ダム工事現場で意識を失った圭一はいつの間にか前原邸の自室に移動しています。
- レナがひとりで付いていたことから、移動にはレナが関与していたはずです。
- レナが規格外の怪力でなければ、怪我をしているはずの手で意識のない圭一をひとりで運べるとは思えません。
→規格外の怪力の可能性……出てきました。 後にレナに羽交い締めにされた圭一は精一杯抵抗したのに、身動きを取れなくなっています(怪我のせいで力が出なかっただけ?)。 - レナが言うには『肩を貸しただけ』『自分で歩けるって圭一くんが………』だそうです。
→圭一はそのことを全く記憶していません。 無意識下の行動? 一時的な記憶の混乱? - 圭一を絞め落とした二人組にレナが合流して、二人組が圭一を運んだ?
→圭一を不安にさせないためにレナが嘘を言った?
- レナが規格外の怪力でなければ、怪我をしているはずの手で意識のない圭一をひとりで運べるとは思えません。
- レナは『お医者さんにも電話した』と言っています。
- 前原邸を訪れた魅音は『監督には電話した?』とレナに尋ねます。 普段の冷静な圭一なら『お医者さん=監督では?』と勘付きそうなものですが……。
- レナが呼んだと言う『監督』は入江京介(医師)だと思われます。
- 『圭ちゃんが野球に凝っていることを知ったら監督は喜ぶ』
→入江京介は『雛見沢ファイターズ』の監督(祟殺し編より)。
- 『圭ちゃんが野球に凝っていることを知ったら監督は喜ぶ』
- 圭一を不愉快にさせたレナと魅音の笑いの正体は?
- 圭一が監督=入江だと知っていると思い、圭一の質問をとぼけているのだと解釈した?
→その後も圭一がすっとぼけるので、面白くてしょうがない? - ……それとも、圭一の感じた通り?
- 圭一が監督=入江だと知っていると思い、圭一の質問をとぼけているのだと解釈した?
- 『罰ゲーム』と称して行われたことは?
- 『富竹さんと同じ目にあってもらう』ということは、富竹登場から彼が受けた仕打ちと同様であるということで、かつ魅音は富竹の末路(≠死の原因)を知っているようです。
→富竹が受けた仕打ち:五凶爆闘の罰ゲーム、集団暴行、さらに可能性として喉を掻き毟った原因。- 注射器を取り出した→何かを注入する?→富竹の死因と同様?
- 注射器以外のものを取り出した→Tシャツ落書きの刑?→サインペンでしょうか。
- 『監督が来る前に済ませとくかな』
→入江に『罰ゲーム』の結果を見せようとしている? - しかし、『罰ゲーム』にしては精神状態の良くない圭一に対して悪質過ぎるのではないでしょうか。 特にレナは圭一の状態について身をもってよく知っているはずです。
→圭一に対する悪意の根拠には……ならないかな。 ……かな。
- 惨劇・白衣と男と白ワゴン
- 圭一の述懐では、羽交い締めにしているレナを投げ飛ばして魅音の腹を蹴り、襲い掛かってくるレナを尻目にバットを手に取り、殴り付けた……となっています。
- レナは本当に襲い掛かったのか?
- 圭一は既にかなり錯乱していて、クールになれと言いつつまるで冷静さを欠いています。 レナは暴れる圭一を止めようとしただけなのでは?
- 白衣の男と数人の男性に対する述懐が続きます。
- 圭一は白衣の男が医者には見えないと断言していますが、その根拠はあまりに感覚的です。 これが圭一の良くないところ。
- 玄関へ向かう白衣の男に対し、他の男たちは茂みに隠れて様子を伺っています。
- 圭一が逃亡することを阻止するため?
→裏口にも数名が潜んでいました。
- 圭一が逃亡することを阻止するため?
- 見覚えのある白ワゴンに戦慄する圭一ですが、入江診療所の車なら朝早く出掛けてもおかしくありません。 急患の通報(暇潰し編より)や患者宅での問診という可能性があります。
- 遺書の全文
私、前原圭一は命を狙われています。
なぜ、誰に、命を狙われているのかはわかりません。
ただひとつ判る事は、オヤシロさまの祟りと関係があるということです。
レナと魅音は犯人の一味。
他にも大人が4〜5人以上。白いワゴン車を所有。
バラバラ殺人の被害者をもう一度よく調べてください。生きています。
富竹さんの死は未知の薬物によるもの。証拠の注射器はこれです。
どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。
これをあなたが読んだなら、その時、私は死んでいるでしょう。
…死体があるか、ないかの違いはあるでしょうが。
これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。それだけが私の望みです。
- 遺書と証拠品の改竄
- 前原邸からの脱出を決意した圭一は、自分が大石と落ち合えなかった場合のことを考えて遺書を書き足しました。 前項の引用部で青い部分が追記された部分です。
- そして、後の捜査により遺書が一部切り取られていることが明らかになりました。 前項引用部中段が切り取られた部分です。
- 遺書の切り取られた部分にあった『証拠の注射器』は、なぜか発見されませんでした。
- それでは追記された部分を見て行きましょう。
- 『レナと魅音は犯人の一味』『富竹さんの死は〜』『証拠の注射器』
→『富竹さんと同じ目にあってもらう』という魅音の言葉、そして罰ゲームの実行未遂が決定打となりました。 つまり、この言葉の真意(→魅音がポケットから取り出したもの)がそのままこの部分の真偽に繋がります。 - 『他にも大人が4〜5人以上』『白いワゴン車を所有』
→『医師に見えない白衣の男』+『茂みに隠れる数人の男たち』+『当て逃げ白ワゴン』=『犯人一味』という考え方ですね。 当て逃げの真相、白衣の正体あたりが鍵でしょうか。 - 『バラバラ殺人の被害者を〜』
→魅音の言う『監督』→レナが例えに出した『工事現場の監督』→『バラバラ殺人の被害者である現場監督』という流れからこの一文が残されたわけですが、その彼の死は確認されています。 大石は殺害された現場監督とは麻雀仲間でした(暇潰し編より)。 そしてバラバラ殺人の際に見つからなかったのは右腕だけです。 確認は容易であったと考えられます。
→圭一自身もこの部分については少々懐疑的です。
- 『レナと魅音は犯人の一味』『富竹さんの死は〜』『証拠の注射器』
- 切り取られた範囲から、遺書を切り取った人物と注射器?を持ち去った人物は同一だと考えられます。
- 書き足された部分と切り取られた範囲が一致しないことから、遺書を改竄した人物には『警察(発見者)に見せたい部分』と『見せたくない部分』があったことは容易に想像できます。
- では、改竄した人物は?
- 大石
→一番妥当な線だと思います。 大石は魅音を疑っており、村人の殺人への関与も疑っています。 先に考察した通り、バラバラ殺人の被害者は確かに死んでいるわけですから、それを生きているなどと書かれた部分を見られたら圭一の精神状態を疑われてしまうでしょう。 さらに、『証拠の注射器』と称して貼り付けてあるのはサインペン。 精神状態の危うい少年をオトリ捜査(と呼んでもいいものか)に利用したとして処罰を受けても不思議ではありません。 前述の『見せたい部分』と『見せたくない部分』がピタリと一致します。 - 白衣の男(入江?) or 数名の男たち
→彼らが黒だった場合は動機が発生する……のでしょうか。 やはり未知の薬物あたりの記述を削除するために破ったと考えるのが妥当?
→しかし、肝心の『成人男性数名+白ワゴン』の部分が削除されていません。 - 前原夫妻
→圭一は遺書作成と並行して、両親に自分の死と遺書の存在を仄めかしています。 しかし、両親が遺書を改竄するメリットは?
- 大石
- 圭一の死
- 圭一は富竹と同じように喉を掻き毟り、大量出血を起こして最終的には死んでしまいました。
- やはり死因は富竹と共通するのでしょうか……?
- 圭一は、大石との最後の電話の中で『オヤシロさまの祟り』を肯定するような言葉を口走っています。 それまではずっと祟り否定派だったのに。 なぜ?
- 背後に誰かがいた
→祟りを肯定させるに足る何かを背後に見た? - テキスト上では、レナ・魅音撲殺後に『オヤシロさまという超常存在が取り憑き〜』という表現があります。 この時点で既に祟りを肯定し始めている?
→とは言っても、そのすぐ後に圭一は喉を掻き毟ってしまいますが。
- 背後に誰かがいた
- 内容が前後しますが、圭一は大石から直通の電話番号を教えられています。 しかし大石宛に掛かってきた電話は交換手経由でした。 これはどういうことか。
- 圭一が電話番号を覚えていなかった(だから110番から大石を呼び出した)。
→無難に見えますが、確か当時の公衆電話は鍵を使って回路を切り替えないと通報できなかったように記憶しています。 ……と思ったら、種類(色)によって違うんですね。 ゲーム中での色を調べないと……。 - 参考リンク
110番通報(千葉県の場合) - http://www.town.tomiura.chiba.jp/top/tomiura/kurashi/kurashi/110.htm
公衆電話の色 - http://home3.highway.ne.jp/hasu/redtel.htm- ここまで書いて気付きましたが、電話ボックスの公衆電話も回路切り替えが必要だったのでしょうか?
- 現場に第三者がいた。
→第三者が電話を掛け、圭一に話すよう指示した?
→次に問題になるのは『誰がそれをやったか』。 今までの登場人物から考えると、白衣+白ワゴン一行が最有力でしょう。 私が白衣の男で圭一を確保したいと思っているなら、雛見沢〜興宮間の道路数箇所と公衆電話を押さえるくらいは考えます。
- 圭一が電話番号を覚えていなかった(だから110番から大石を呼び出した)。
- 電話の最中、圭一の背後にいたのは?
- 圭一は富竹と同じように喉を掻き毟り、大量出血を起こして最終的には死んでしまいました。
- エピローグ・その後の捜査
- 遺書の改竄で大石を真っ先に疑った理由は、ここにも繋がります。
- 大石は圭一との電話で『おはぎの針』『白ワゴン当て逃げ』を知らされています。 しかし、エピローグでは圭一が書いた針に関するメモが『意味不明』扱いを受け、さらに遺書に白ワゴンの記述があるにも関わらず白ワゴン関連の情報は現れません。
- つまり、大石は捜査続行と自説補強のために不要なorあってはならない情報を切り捨てて警察に報告している可能性が高いと考えたわけです。
- 残された疑問
- 長々と考察してきましたが、謎が残り過ぎていますね。 出題編だけを読んでいるのだからある種当然かもしれませんが。
- 結局のところ、圭一は命を狙われていたのでしょうか?
- 狙われていた。
→おはぎに針と白ワゴン関係、斧レナやレナ・魅音訪問は全て圭一の主観通りということになります。 - 狙われてはいなかった。
→今までの考察から、全てが圭一の主観通りという考え方に疑問があるのは明白です。 圭一の殺害が目的ならもっと簡単に、ローリスクで殺せたはず。 よって私はこちらを支持しています。
- 狙われていた。
- やたらと圭一を追い詰めてくれた魅音。 圭一が好きなんでしょうアンタ(綿流し編より)。
- 気味悪がって錯乱する圭一にフォローを入れずに去ったり。
- 圭一が疑心暗鬼に苦しんでいる時に、異物混入したおはぎを渡したり。
- 怯える圭一の質問をのらりくらりとかわして追い詰め、さらにトドメの一言『富竹さんと同じ目にあってもらう』。
- 結論:もっと空気を読みましょう。 だから毎回死んじゃうんだよ。
- ひとりが死んでひとりが消える、オヤシロさまの祟り。 しかし五年目にあたる昭和58年の事件では、富竹死亡&鷹野失踪という図式は成立したものの、圭一の暴走によりさらに死者三名を出す結末となりました。 圭一の暴走は祟りの一環なのか、それともイレギュラーなのか。
- [随時追加]
TIPS
- 未整理。
犠牲者・行方不明者一覧
- 富竹ジロウ/S58-06-19
- 喉を掻き毟って自殺(と思われる)
- 鷹野三四/S58-06-19?
- 行方不明
- 竜宮礼奈/S58-06-25
- 前原邸・圭一の自室にて撲殺
- 園崎魅音/S58-06-25
- 前原邸・圭一の自室にて撲殺
更新履歴
2006-01-21 『綿流しまで』起こったことを記載
2006-01-21 『綿流し以降』全項目を記載
2006-01-21 あちこち微修正
2006-01-26 『綿流し以降』斧レナ以降を記載
*1:ゲーム中で『綿流し』のお祭りがある日付です。