不自由な『自由』

これらを踏まえた上でdexiosu氏の自己主張を見ていきましょう。 まずは↓の画像をどうぞ。
http://mamamaya2024.fc2web.com/dexiosu/plog-20050129.jpg
結局何が言いたいんだという突っ込みだけではアレなので、きちんと論じて行くことにします。
dexiosu氏が『自分にとっては本当不全かつ不自由なもの』だと考えている理由についてはdexiosu分析の第一人者であるfake氏がhttp://d.hatena.ne.jp/fake/20050129で論じられています。 私が5時間掛けて辿り着いた結論とほとんど同じでしたが、一応私なりの結論を記しておくと、

人間から言論の自由を取り去れとかは言いたくない。というか、それを言ってしまったら、どこぞの準備会のように「表現の自由」を語りつつナチコス万歳したあげく、「おまえは表現者では無い」と弾圧した上、金銭がらみの権力関係で集団で(名無し多勢)がんがん叩いてくるような、そういう連中と同じになっちゃうじゃん?ってのがある

  • 盗撮の容認や行為の正当化を試みる発言・態度、さらにコスプレイヤーに対するあまりにも歪んだ見解などを理由にコミケ運営者からイベント出入り禁止措置を受けたこと
  • 今もなお2ちゃんねるで続けている主張や釈明
  • 果ては自分の普段の行動など

以上に対して主に2ちゃんねる上で非常に多くの批判が集中していること。 それから、

名無しとして跋扈して暴力の限りを尽くしている悪人連中が、実世界では記名の善人を装うという悪質さが、2ちゃんねら〜で、
(中略)
でもそういう茫漠たる悪意の集合体にすら、言論の自由を認めるのが人間社会なのかなと思うと、ぶっちゃけ空しい。

  • 多くの名無しさんたちの発言は(酷い表現のものも含め)咎められないのに、自分が意見を書き込むだけでこれでもかと言うほど叩かれる

という僻みに近い認識から、言論の『自由』に根差した主張と共に発生する『責任』を、『自分にとって不自由なもの』だと感じているのだと考えられます。 悲しいかな、彼は叩かれている理由が自分自身に巣食っていることにすら気付いていません。
このdexiosu氏の思考・認識は、勘違いも責任逃れも甚だしいものだと言えます。 プログのコメント・トラックバックを開放していないことからも明らかです。 『自由』という権利を笠に着て他人を思い遣ることも無く放言し、『責任』という義務を放棄して逃げ出しているのです。
dexiosuさん、あなたは名無しさんを『卑怯だ』と主張されていますが、あなた自身が卑怯であるはずの名無しで2ちゃんねる内外を問わず書き込みを行っているという矛盾に気付いてはいないのでしょうか? また、上記の『発言者が負うべき責任』という義務を放棄している事実について、それは卑怯だとは思わないのですか?
何だかんだ言って、結局コミケ運営者の皆さんや2ちゃんねるの名無しさん方を叩く文章に仕上がっていたり、明らかにおかしい、私たちの常識の左斜め上45゜を錐揉み飛行するある意味独創的な理論に帰結する事実は、もはや虚しさを通り越して空笑いすることもできません。
ただ、溜め息が流れるのみ、です。