悪意の所在、矛盾の根源(イントロ)

人が虎を殺そうとする場合はスポーツという。
虎が人を殺そうとする場合は凶悪だという

GWなので、計4日間の予定ではありますが帰省しています。 やはり実家は落ち着きますね。
dexiosu氏は連休もお構い無しに*1アニメ番組に即してアブノーマルな妄想を発信しています。 なるべく要点を絞って見ていきたいところですが、dexiosu氏の文章ではそれがやたらと難しく思えます。 突っ込みを入れる対象の文が無駄に長過ぎることが最大の原因でしょう。 論理の崩壊は次点でしょうね。

ウルトラマンネクサス』は見ていないので突っ込みようがありませんが、一目で『何言ってるんだこの人は』と感じるあたり、dexiosu節(?)は健在ですね。 それはそれで嫌です。
本題の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は、ちょうど私も見ていましたので、突っ込む材料には事欠きません。

物語中で死んだキャラは多分アウルと、タナカ艦長なんだけど。アウルについては描き方が足りなかったと思う。地球軍の収容施設での話は確かにアウルに焦点を当ててたと思うけど、SEEDのディアッカイザーク、ニコルに比べると明らかに描き方は足りないし、つまり、見る側にゆだねる終わり方と言えた。

のっけから突っ込みどころ満載です。 確かにアウルはあっさり死んでしまいました。 ですが、タナカという艦長職のキャラクターは『デスティニー』にはいなかったと記憶しています。 トダカ一佐のことでしょうが、どう聞き間違えてもトダカ→タナカにはなりませんし、『カ』しか合っていません。 それから、ディアッカイザークも死んでいませんから。 ちゃんとユニウスセブン破砕作戦やその後のお話でも登場していますから。 何を見てものを言っているんだか。
dexiosu氏の両目がしっかり節穴と化しているか、あるいは日本語が致命的に不自由であることのいい証明になる一文ですね。

 (例えば2chの連中はほとんど、コンピューターは使えても価値観的にはオールドタイプで、出る杭は打つって連中とか、最近は絵が萌え絵かけてても、性的嗜好はカストリ誌的SM趣味っていう連中も多い。ていうかそういう連中は2chだけでなく、同人界の殆どを占めてるのかもしれない。例えでいうならつまり、コンピューターを使えるかどうか、美少女絵を書けるかどうかは、ニュータイプかオールドタイプかには関係無い。(←例え)・・・僕的には「技術があっても、価値観死んでたらしょーがないじゃん」と思う。余談。)

本当にキモチワルイ文章です。 まず、常識レベルですが『出る杭は打たれる』が正解。 『頭角を現す者は他の人から憎まれ邪魔をされる』という意味ですから、ここでの使用は不適当です。 後半部分の『例えでいうなら〜(←例え)』の部分も、最後の『(←例え)』は不要です。 そもそも引用部全てが『例えば』で始まっているわけですから、例え話の中でさらに例え話をしていることになります。 推敲せずに文章を書いているのが一目瞭然ですね。 しかも肝心の例え話の内容が意味不明です。 何故コンピュータの扱いや美少女絵の技術に宇宙世紀ガンダム特有の単語が登場するのでしょうか。 まさか自分がニュータイプだと暗に主張しているのでしょうか? 宇宙から最も遠い場所にいて、そこから出ようとさえしないのに?
……さすが、技術も無く価値観も死んでいる人の言うことは理解に苦しみますね。

軍に例えられている「業界」とか「会社」とか「組織」とか(警察含む)、そういうものの中に捕えられている人々が、「できるだけ正しくあるためにはどうしたらいいのか?」って物語である。自分にはわからない。キラスタンスの方が近いし。自分は会社人間とは真逆な存在なわけだしね。でも多分アニメスタッフや玩具会社のスタッフの人々や所謂業界人には切実な問題である。気がつくと「ネクサス」も「ディスティニー」もそういう「組織の中のコマとして生きてる人々の悲哀」の物語になってしまってる。つまりウルトラマンそのものやガンダム(この場合フリーダム)を客観視する視線の物語。

スタンスとは日本語で『姿勢、態度』のことです。 キラは、方法はともかく与えられた能力をフルに使って信念を貫こうとしています。 対するdexiosu氏はどうでしょう? 主張するだけで客観的な論証を行わず、中傷に中傷を繰り返し、ついには『さくらちゃんのエンブレム』までもが動き出した次第です。 御両親に寄生し、資金を捻出させてやりたい放題遊びたい放題の放蕩息子というのが現実です。
どうでしょう? 近いでしょうか? 私の目には、遠いどころか存在次元すら違うように映ります。
ちなみに、フリーダムガンダムは『デスティニー』の世界では条約違反モビルスーツです。 しかも、『SEED』でラクスがキラにフリーダムを渡した方法は、正規の手順ではなく『強奪』という立派な犯罪行為でした。 dexiosu氏の発言に則る場合、それらの物語は一体何を客観視していると言うのでしょう。

 自分にとってショックなのは「今はそういう物語の方がウケる」って事で・・・それはつまり「キラやラクス的存在に対して、敵愾心を持ちがちな組織側立場の人々」の方が、今の視聴者には多いって事なんだよね。2ちゃんなら2ちゃん「側」とか。業界なら業界の「側」とか。ネットならネット「側」とか。同人なら同人「側」、コスプレならコスプレ「側」・・・そういう下らない立場論が敵を作ってるってだけで、何とかの「側」だなんて、物事見えない馬鹿の言う事で・・・・・・でも本当は「何とかの側だ」と言わない人生はフェアでは無いかもしれないんだけどね。正確に言うなら「この問題についてはこっち側に自分はつく」とでも言う方がまだ問題おきないのにと思う。

反論するのもバカらしくなって来ましたが、頑張ります。
自分はどの『側』にも所属していない一匹狼だとでも言いたいのでしょうか。 dexiosu氏のようにあまりにも自己中心的な思考で、あまりにも傍若無人な振る舞いばかりを続けていれば、周りの方から離れていくわけですからもう必然的に自動的に一匹狼に『なるしかない』のですけど。
dexiosu氏の言うあまりに大まかな『立場論』では、敵などそうそう生まれようはずもありません。 2ちゃんねるなら『2ちゃんねるの中』で、同人なら『同人の中』で、コスプレなら『コスプレの中』で、まずは対立が起きるはずです。 そうして一部分が肥大化し、もっと大きな、それこそ別のジャンルの一部と対立を始めるのではないでしょうか。
そもそも、『2ちゃんねる』は『ネット』の中の一部ですし、『業界』の中にはさまざまな分野が存在します。 dexiosu氏の狭い世界観で、一体何を論じようと言うのでしょうか。
dexiosuさん、何かを論じたいのなら、まずはもっと広く世界を見なければなりません。 その最低ラインすら満たしていないあなたには、何かを論じる権利などありはしません。 他人を不快にさせるだけですからね。

 だから・・・今回で感動的だったのは、キラがセイバーガンダムを一瞬で破壊してしまったシーンだったりしたわけなんだけども。ノーマルのフリーダムでこれだけ強いなら、スーパーフリーダム(改めストライクフリーダム)だったらどの位強くなるのか?って所にも単純に期待。・・・単純なので、自分。シンが片っ端からオーブ艦隊をつぶして行ったシーンも感動したしね。自分はそういうスタンス。

もうこの1ブロックだけで見事にぶち壊しですね。 dexiosu氏がいかに幼稚な思考でものを見ているかがよくわかります。
オーブ艦隊をソードシルエットで潰していくシーンはオーブ沖での対地球連合艦隊戦の使い回しであったわけですが、問題はそこではありません。 『既に戦闘不能になった戦艦のブリッジを対艦刀で叩き潰す』シーンも含めて感動したというのでしょうか。 私にはもはやただの虐殺にしか見えなかったのですが、dexiosu氏は自身が残念がっていたトダカ一佐の戦死にも純粋に『感動』したと書いているわけです。 論理の崩壊レベルのお話ではなく、最も単純な『矛盾』、即ち前後の食い違いレベルでの問題です。
それから、dexiosu氏は先程取り上げたように『自分はキラスタンスの方が近い』と書いています。 では作中のキラの行動はどうかと言いますと、このブロックでdexiosu氏が『感動した』というシーンを止めるために戦い、そのために親友のアスランですら『撃つ』と明言し、セイバーを戦闘不能にしてさえのけました。 『キラに近いスタンス』と『シンの虐殺に感動するスタンス』は相反しこそすれ、同時に存在することはできません。
さあdexiosuさん、これら数多の矛盾に対し納得のゆく説明をお願いしましょうか。


さて、ここからメロディ部分に入りたいところですが、いつも通り縦に長くなってしまったため、本日はここまでにしましょう。 次回はタイトル通り、メロディ部分である土方氏とdexiosu氏の主張を突き合わせて見て行こうと思います。

*1:彼は一年中が休みなのですから、当然と言えば当然ですが。